“3者で創る”新しい家づくりのかたち【軽井沢の家】

外観写真

STORY

このお家の始まりは、
「軽井沢に、自分たちらしい家を建てたい」という友人からの一言でした。

いくつかのハウスメーカーを見学し、
最終的に決めたのは、全館空調が得意なA社。
ただ、その会社の建てる家のデザインは、
お客様の理想とはまったく違う方向性でした。

「性能は大切。でも、デザインにも妥協したくない。」
そうした想いから、私の出番が始まりました。

A社にとって初めてのテイストを実現するためには、
提案できない部分をすべて“施主側”で決めていく必要がありました。
素材、色、バランス、照明…。
ひとつひとつを、図面や3Dパースを使って丁寧に整えていく。

初めての挑戦は、不安との隣り合わせです。
だからこそ、私は第三者として冷静に、
でも心は同じ方向を向いて伴走しました。

「その不安は、きっと大丈夫」
「この選択なら、機能もデザインも両方叶えられる」

そう背中を押しながら、
施主さんの“好き”をカタチにしていくのが、
ゼロサポの一番の使命だと思っています。

完成したこのお家は、
ハウスメーカーだけでも、施主だけでも作れなかった家。
「理想を信じて一緒に進む」ことでしか辿り着けない答えでした。

森の静けさの中に凛と佇むこの家を見るたびに思います。
このお家はまさに、
『ゼロから一緒に創ることの意味』そのものだと。

CONCEPT

森に溶け込むモダン・リトリート ー軽井沢の家ー

自然と建築が呼吸を合わせるように。
軽井沢の豊かな森に溶け込みながら、モダンで洗練された佇まいを実現した住まいです。
潔い直線と、やわらかな木の表情が奏でる“森に溶け込むモダン・リトリート”。
ここにあるのは、静けさの中に宿る強さと、デザインへの信念です。

コンセプトプラン
平面図
内装マテリアル
外装マテリアル
造作図面
サービスの種類ゼロサポ
工期一年
費用■プラン作成費:30万 

施工写真

玄関写真

大判タイルと木目フロアを斜めに切り替えることで、
空間にリズムと奥行きを生み出した玄関。
床のラインが自然と視線を奥へと導き、
広がりを感じられるように計画しています。

ロフトから写真

ロフトから見下ろすと、勾配天井の美しいラインと開放的なリビング全体が一望できます。
天井の高さを変えることで空間に緩急をつけ、LDKに“こもり感”と“抜け感”を同時に持たせました。

リビング写真

リビングは一段下げて設計し、ソファを床に埋め込むようにオーダー。壁面には大判タイルを使用し、テレビまわりを一枚のアートのように構成。
外の光が差し込むたびに陰影が変わり、時間とともに表情を楽しめる空間です。

キッチン写真

キッチンはマットな質感の黒で統一し、
生活感を極力排除することで空間全体の洗練度を高めています。
キッチンの上はロフト空間。お客様をお迎えした際のスペースです。

階段写真
サニタリー写真

洗濯機から直接干せるランドリースペース。
左のドアからファミリークローゼットに通じていて最低限の距離で洗濯作業が完結します。
洗面化粧台も無駄を省いてスッキリと。タイルで遊び心を演出しました。
緑を望むワークスペース。
筋トレ用のバーや休憩できるニッチスペースなど、自宅での作業を快適にする工夫が盛りだくさんです。

洗面所写真

お客様インタビュー

今回の依頼のきっかけを教えてください

軽井沢に移住して家を建てることになり、
いくつかのハウスメーカーを見学した中で「全館空調」を導入しているA社に決めました。
ただ、A社の建ててきた家の雰囲気が自分たちの好みとは違っていて…。
「このハウスメーカーで、理想のデザインを叶えられるのかな?」
そんな不安を感じたことがきっかけで、久美子さんに相談しました。

依頼して良かった事を教えてください

素材の選定や全体のバランスをどう取ればいいか、
自分たちだけでは判断が難しい部分を丁寧にアドバイスしてもらえて本当に心強かったです。
第三者的な立場で、専門的な視点からサポートしてくださったおかげで、
「性能」と「デザイン性」をどちらも妥協せずに叶えることができました。
全体的なデザインはもちろん、ソファーの寸法や生地、階段の手すりの細かなデザインまで相談に乗って指示してくれました。
ハウスメーカーと私たちだけではとても建てられなかった理想の住まいになったと思います。

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