空間を整えることで幸せが広がる喜びを体感。倒れた経験から「背伸びせず助け合いながら生きる」大切さを学び、身近な人から幸せを広げたいと思うお話です。
空間から、幸せが広がるという幸せ!
自宅兼店舗(エステサロン)の店舗を改装させていただいた時のことです。
身動きが取りづらいごちゃごちゃした事務所で 作業されることがストレスで
もうお仕事を辞めてしまおうかとも思われていたそうです。
私は、エステルームをお客様に喜んでいただけるように改装し
事務所も、ストレスを感じずに気持ちよく作業できるように改装させていただきました。
すると、エステルームも事務所も心地いい空間になったことで
仕事をする時間が長くなったとのこと!
その時の写真が、こちらです。

その後、ご自宅スペースのリフォームもご依頼いただきました。
物を捨てるのが苦手なご主人と 片付けをするところからご一緒させていただいたのですが
キレイに生まれ変わったご自宅で過ごされる今
とても心が穏やかになられたんだそうです。
空間が変わったことで
いい空気が流れるようになったからとおっしゃってみえました。
私が携わった空間を通して
誰かの気持ちがポジティブになり 幸せが広がっていくなんて
私にとっても、こんな幸せなことはありません!
そして、思うのですが
お家ってやっぱり愛情を込めて手をかけた分だけ
喜んでくれるんですよね。
お家だって、気持ちを寄せてもらえず放置されていたら
悲しくて泣きたくなってしまうんじゃないかって。
お家がキレイになって
そこに住まう人の笑い声を聞いたら
きっと、そのお家も喜んでくれると思うんです。
そうすることで、その空間に
またいい空気が流れて
そこにいる人たちが幸せになって・・・という
幸せの循環が生まれるような気がしています。

背伸びをしすぎず、助け合いながら生きていく
お仕事を始めた頃の私は、まさにイケイケドンドン。
ここからまた新しいことに挑戦し情熱的に走っていこうとしていた最中
想像もしていなかったことが起こります。
突然意識を失い、倒れてしまったのです。
それだけでなく、一時的な記憶障害で
子供の名前も思い出せなくなってしまい何ヶ月も入院することに。
あの頃は、ちょうど子育てが大変な時期でした。
子育ての時間も大切だけれど
自分の時間が欲しくてたまらず
無意識のうちに無理をしてしまったんだと思います。
きっと、もっと誰かに
頼ればよかったんですよね。
でもその時の私は
「誰かに与えられるより 与える人になりたい」
と思っていて 頑張り過ぎてしまいました。
その結果、たくさん迷惑をかけました。
そして、たくさん助けてもらいました。
本当にこの時ばかりは
自分では何もできなかったです。
この経験から学んだことがあります。
何でも1人でやろうとはしないこと。
私1人でできることはたかが知れているんだから。
1人で一目散に走るよりも 周りの人と声を掛け合い
助け合いながら 歩いたり走ったりしていけばいい。
そして、背伸びをし過ぎないで
自分がその時にできる最大限を尽くせばいい。
そうした方が、きっと幸せにゴールにたどり着けるから。
そして、大きなゴールを描くことも大切だけれど
まずは身近な人を幸せにしていきたいと 思うようになったのでした。

ちょっとしたテコ入れで暮らしはもっと、心地よくなる
意識を失う経験から痛感したことは
自分が置かれている状況を見極め
できる範囲のことを心を込めてやることの大切さです。
大きなゴールに向かって挑戦していくことも大切だけれど
身近にある小さなゴールを決めていくことにも
同じくらいの価値があるんだと。
そして、空間作りにも同じことが言えると思うんです。
全てをガラリと変えるような大掛かりなことをしなくても
例えば、空間の一角に手を入れるだけでも
雰囲気は、とても変わります。
ちょっとテコ入れをするだけで空間は良くなるんです。
すると、空気も良くなり
本当に心地よく過ごせるようになる!
「ここが、こうだったらなぁ」と
ふと浮かんできた思いを無視しないで叶えてほしいなと思います。
小さな願いこそ、叶えていきたい。
そんなことを思って
ちょっとしたリフォームもやらせていただいています。
こちらは、今まで担当したリフォームの画像です。


左:洗面台を洗練された空間にアップグレード。クロスとタイルと鏡を変えたのに1日で出来ちゃう!
右:新築の際の予算削減でチョイスした至ってシンプルな洗面台。棚を付けたりタイルを貼ったり鏡も工夫することでグレードアップ。


左:リビングとつながっている和室を子供スペースに。無印の家具とDIYで作った机を組み合わせて、まるでオーダー家具のようにぴったり納めました。
右:和室をエステルームに変えるリフォーム。襖を取りカーテンを付けたり、天井をペンキで塗ったり。間接照明を使い、非日常の雰囲気を演出しました。


左:賃貸住宅のダイニングスペースにリブウォールを設置。原状回復仕様で、退去時にも安心。グッと空間があシャレになりました。
右:オシャレさをプラスして手元の見えるキッチンを隠す為の、取り外し可能なパーテーション。小窓を付けて使い古した木材を使用する事で、男前感アップ。
よりよい世界を、空間作りから
「どんな状況でもアイデア次第で理想の空間を創ることは可能だ!」
子供の頃に得た、そんな感覚が私をここまで運んできてくれました。
そして、空間作りに意識が行く性分と
「人が好き!」という気持ちが合わさり
空間作りで誰かの役に立つことが生きがいになりました。
「いい空間」と一言で言ってもそれは人によって違います。
私は、その人にとっての「いい空間」を作りたい!
そして、いい空間で、いい気分で
過ごしてもらいたいなって思います。
空間が変わると、気分は変わります。
だったら、空間も気分も
心地いいものに変えていこうって思うんです。
そして、そうやって空間作りに向き合っていたら
「人生も同じだな」と思うようになりました。
その空間がどんな状況であってもアイデア次第でどうにでもなるように
人生がどんな状況であっても
自分次第でどうにでもなっていく!
そして、その状況がいいものであっても
いいものではなかったとしても きっとそこには、
意味があると思うんです。
与えられた状況に 感謝して、活かして、工夫していけば
きっとその先にはよりよい世界が待っているんじゃないかって。
与えられた空間を
感謝して、活かして、工夫することで
よりよい空間が出来上がっていくように。
「こんなの叶うわけない!」と
思う時こそ、ご相談いただきたいと思います。
今、その空間がどんな状況であっても
プラスに変えていけるアイデアが
私の中に、たくさんありますから。
完
