【私のストーリーvol.3】DIYから広がった挑戦と自己実現

子供誕生日写真

賃貸をDIYで楽しみに変えたり、美容室やフォトスタジオを手がけたり。挑戦を重ねて可能性を広げ、空間づくりが人生を楽しむ道と感じた物語です。

目次

結婚を機に会社は退職しました。

そして、子育てをしながら
少しの自由時間を使ってDIYを始めました。

当時住んでいたのは 築20年以上の社宅で、古い間取りの賃貸。

住む分には、何の問題もない作りでした。

でも私にとって家は
単に自分が身を置く場ではないんです。

家は自分自身の一部。
いや「自分自身そのもの」と言っても過言ではないのかもしれません。

私は自分自身を楽しみたいし
何よりも、楽しませたい!

そのために「家」という自分自身も
自分の心が喜ぶものにしたいって思うんです。

だから与えられた賃貸の家を
活かして、工夫して私が喜ぶ空間に変身させました。

収納が足りなかったので、部屋の一部分を仕切ってクローゼットを作ったり。

和室は好みじゃなかったので、ふすまをロールカーテンに変えて畳をカーペットで隠したり。

自分のアイデアでどんどん変わっていく家の姿に とってもワクワクしたしホッとしたことも覚えています。

DIYをしていると、思うんです。

喜びって、本当に自分次第で見つけていくことも生んでいくこともできるんだって。

空間作りは私にとって人生を積極的に楽しむ在り方。

与えられた環境がどんな状況であっても
本当に、何とでもなるって信じています。

そして、どうせ何とでもなるんだったら
心地よくて楽しいものにしたいなって
私は、思うんですよね。

ままごとハウス

子供の誕生日に作ったおままごとキッチンとおままごとハウス

そこからしばらくは
子育て中心の生活を送っていたのですが

だんだん、子供に手がかからなくなってきたため
インテリアの仕事をしたいと思うようになっていました。

そんなある日のこと
行きつけの美容師さんが
賃貸アパートの一室を借りて
お店を開きたいという話をしてくれて。

気づいたら私は
「私に改装を任せてください!」
とお願いしていました。

そんな大掛かりなDIYはやったことがなかったのですが
オーナーの話を聞いていたら胸の高鳴りが止まらなくて。

未経験の挑戦だったので不安もあったのですが

それよりも、オーナーに
喜んでもらう空間を作ることを考えるだけでワクワクしたんです。

自分にとってもいい経験になるという確信がありましたし
アッと驚く空間にするぞという熱い思いがメラメラと湧いていました。

そこからの2ヶ月間は自転車に電動ドリルを積んで 賃貸アパートに通う毎日。

作業が終わったらペンキのついた服で
子供をお迎えに行っていました。

2トントラックを運転して資材を運んだこともこの時が初めてでしたし
注文したドアが入らなくて何回も削って調整するなど 予想外のことも起こりましたが

その都度、試行錯誤しながらDIYを進めていきました。

そして3ヶ月後、完成した空間を見てオーナーは大喜びしてくださいました。

若い頃は、自分のアイデアに突っ走って物作りや空間作りをしていましたが

こうやって誰かの願いを
自分のアイデアを通して叶えていくって
なんて楽しくて幸せで ありがたいことなんだと思いました。

今も、髪を切りに行くたびに
私のことを他の方に紹介までしてくださいます。

大した実績もない私に大切な新店舗を任せてくれたオーナーには
本当に、感謝しかありません。

ちなみに、オーナーのご希望は 「男前インテリア」でした。

賃貸なので原状回復できるように 下駄箱や雨戸、キッチン等の生活感を感じる物を隠し 足場板や漆喰などを使って、ご希望の空間に仕上げています。

その時の写真は、こちらです。

美容室写真

DIYで作り上げた美容室のオーナーが
「近くのフォトスタジオさんなんだけど
美容室を見てうちも頼みたいと話していたよ」
と教えてくれました。

HPをチェックするとなんと素敵なフォトスタジオ。

私は直接、ご依頼をいただくまで
待つことができず
まずは娘の七五三の写真を撮ってもらうことにしました。

出来上がってきた写真を見て、思いました。
私もこんな素敵なフォトスタジオさんに何か提供したいと。

そこで、スタジオさんには私から連絡!

打ち合わせでお話を伺っていたら
インテリアだけでなく
様々な世界観のセットを作ることも ご提案したくなりました。

当時、セット作りの経験はなかったのですが
スタジオさんの魅力を セットに映し出すアイデアが私の中にあったんです。

これは私自身、新しい表現力を磨くいい経験になると思いましたし
きっとスタジオさんに喜んでもらえると確信していました。

今では、ありがたいことに沢山のお仕事をコラボさせていただいて

季節ごとのフォトブースを作るなど
他のスタジオとは一線を画すような企画を一緒に考えさせてもらっています。

フリーランスのインテリアコーディネーターになってからは 本当に挑戦の連続です。

そして、何に挑戦をしているかって
お客様のご要望の、その先だなって思うんです。

その先にある よりよいアイデアを思いついたらお客様にお伝えして

そのアイデアに喜んでいただけたら
私は、ただ挑戦してご期待以上のものを作るのみ!

こうした挑戦を積み重ねることで
自分の可能性を切り開いていると思いますし

私自身、自分の人生を生きている実感に
つながっているなと感じています。

裏表と違うデザインが楽しめるように一から作ったフォトパネル

続く…

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